名古屋・中区でレクサスLXの盗難急増 今年は既に7件
名古屋市中区で今年に入って、人気高級車の盗難事件が七件相次いでいる。被害車両はすべて高級スポーツタイプ多目的車(SUV)の「レクサスLX」で、昨年一年間に中署が受理したすべての車両盗難の九件に迫る勢いだ。民家や店舗への侵入盗も急増しており、レクサスに限らず盗難車が別の犯罪に使われる可能性もあるとして、署が警戒を強めている。
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十八日昼、中区丸の内の駐車場。巡回していた中署員が駐車してあるレクサスLXを見かけると、ワイパーに啓発のちらしを挟み込んだ。レクサスを狙った自動車盗難が多発していることを知らせ、ハンドルロックや警報装置といった対策を呼び掛ける文面だ。
中署は一月半ばから、こうした巡回を開始。署員がLXの駐車場所を把握してちらしを配ることで、車の所有者に対策をしてもらうとともに、警察が警戒している姿を犯人に示す狙いだ。夜間も捜査車両七台で、朝までパトロールを続ける。さらに二月五日からは毎週一回の検問を区内の一〜三カ所で実施し、通行車両の運転手に免許証の提示を求めている。
中区では今年、侵入盗の被害も今月十七日までに二十七件あった。マンションや店舗のドアをバールでこじ開ける手口のほか、シャッターに犯人が車で突っ込んで店内の商品を盗む事件も発生。署は、自宅や閉店後の店内に金品を置かないように呼び掛ける。
今井一之生活安全課長は「警察の姿を見せて警戒を強化することで、中区内で犯罪をさせないようにしたい」と話した。(中日新聞プラス)
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