盗難車を「ロンダリング」 暴力団に販売か 男女4人逮捕 大阪府警
駐車場から車を盗んだとして、大阪府警捜査3課は25日、大阪市浪速区の中古車販売業、小林克美容疑者(48)ら男女4人を窃盗の疑いで逮捕したと明らかにした。盗難車には、別の同型車の車体番号や新しいナンバープレートが付け替えられていた。正規の中古車のように偽装された車は、元暴力団幹部が使用。府警は、車の購入が難しい暴力団側に、こうした偽装車両を販売していたとみて調べている。
逮捕容疑は今年6月13日未明、同市西淀川区のマンション駐車場で、乗用車1台(時価250万円相当)を盗んだとしている。府警は認否を明らかにしていない。
府警によると、小林容疑者らはインターネットで格安の事故車を購入。これと同じ型の車を盗み、小林容疑者の作業場で盗難車に事故車の車体番号を付け替えたり、取得したナンバープレートを取り付けたりして、正規の中古品のように偽装する「ロンダリング」を繰り返していたという。
暴力団排除条例などで、暴力団関係者は車を正規に購入するのが難しくなっている。府警は関係先を家宅捜索し、盗難車など十数台を押収。小林容疑者らが、ロンダリングした車を暴力団側に販売していた疑いがあるとみて、実態解明を急いでいる。
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