真備で復旧作業の車上荒らし多発 被災住民も被害、警察が注意喚起
西日本豪雨で甚大な被害を受けた倉敷市真備町地区で、復旧工事などで作業中の業者や住民の車両を狙った車上荒らしが多発している。15日には自宅の復旧作業をしていた被災住民の車から財布を盗んだとして男が逮捕された。同地区を管轄する玉島署は「貴重品は必ず持ち歩いて」と警戒を呼び掛けている。
同署によると、車上荒らしは今年、同地区内で4月までに9件(昨年同期0件)発生。9件中6件の被害者が水道や電気工事、住宅のリフォームなどに携わる工事関係者で、残り3件は被災者を含む住民という。
15日に窃盗の疑いで岡山市の建設作業員(27)が逮捕された事件は、3月12日、被災男性(60)が自宅の復旧作業中に敷地内に止めていた車の中から、現金約7千円などが入った財布を盗まれた。他に、工事関係者や住民が車から離れた際に財布や現金、発電機などを盗まれたという。
玉島署の伊藤登副署長は「多くの住民が避難し、人目が少なくなった被災地域が狙われている可能性がある」と指摘。9件の車が全て未施錠だったこともあり「金目のものが外から見え、鍵が掛かっていない車が狙われやすい。防犯対策を徹底して復旧作業に当たってほしい」と話している。
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