白昼のカーチェイスで盗難車が市街地を暴走、警察ヘリとパトカーが追跡も犯人は逃走中 愛知(CHUKYOU TV NEWS)
18日、愛知県内で、盗難車が警察の追跡を振り切ろうと暴走を続けました。緊迫のカーチェイスの様子を上空からのカメラがとらえました。
18日正午過ぎ、名古屋市西区の住宅街を、パトカーが2台で追っていたのは、白のワゴン車。
小学校の横、片側一車線の道を逆走していきます。後ろのドアは跳ね上がったまま。かなりの速度を出しているように見える、白昼の暴走車。
前が詰まると、突然、左折。細い路地に入っても、そのスピードは緩みません。
大通りに出て、さしかかった交差点には、信号を無視して突入。進路に迷ったのでしょうか、一度は右に膨らみながらも結局は直進。実はこのとき、左側には警察のバイクがいました。その姿に気付いて避けたのでしょうか。先を行く車とあわや接触しかねない距離。進入禁止のポールを踏み倒して車は突き進みます。
運転席には黒っぽい服装の人物。左手を助手席に伸ばすと、携帯電話のようなものを取り出しました。危険な運転を繰り返すこの人物。
一体どこへ行こうと、そして何をしようとしているのでしょうか。
その後も車線を無視して強引に曲がったり、中央分離帯を乗り越えて横断するなど、危険運転が続きます。
取材班が、この暴走する車を追えたのは約12分間。最後は一宮市内で高架下に入り、車を見失いました。警察が現在もヘリコプターを使って追跡しているというこの車。
危険な運転をする人物の正体は?取材班は、暴走した白いワゴン車の所有会社に連絡しました。すると「社用車が西春で盗まれた」という事実がわかりました。18日に盗まれた車だったのです。
元々は、この会社の男性運転手が北名古屋市の旧西春町にある取引先に荷物を運ぶのに使いました。18日昼ごろ、取引先の敷地内に止めて、食事に出た後、戻ってくると車がなくなっていたといいます。
そして、この盗難現場では、なくなった車がある一方、新しく現れた車も。
「こちらは犯人が乗り捨てたとみられる車です。前方や側面が、事故に遭ったのか、大きく凹んでいます。そして犯人はここで車を乗り捨て、こちらの会社の敷地内に止まっていた車に乗り換え逃走したということです」(記者)
白のワゴン車を盗み、暴走していた犯人らが、その車を盗む前に乗っていたとみられるこの軽自動車。ミラーは大きく壊れ、ドアは波打った状態です。
警察によると、この車も盗難車だといいます。
これまでの捜査で、少なくとも3台の車を盗んだことがわかっており、今も逃走を続ける犯人ら。
けが人の報告は出ていませんが、暴走した道の近くには小学校もあり、少し時間が違えば、子供たちの下校時刻と重なった可能性もありました。
暴走した犯人らの一刻も早い逮捕が待たれます。(CHUKYOU TV NEWS)
おすすめ記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。